2008年8月21日木曜日

GUIツールキットの言語パック

昨日のエントリの続き。

EmeseneでDisconnectだけ"接続断"と訳されていた謎が解けました。
EmeseneはPythonでgtkを使って作られていて、Emeseneの言語ファイルがインストールされていなくても、gtkの言語ファイルが適用されていたんです。

ググったらlaunchPadのページが出てきました。"Disconnect"の訳を"接続断"としています。https://translations.launchpad.net/ubuntu/hardy/+source/gtk+2.0/+pots/gtk20/ja/570/+translate
このページの見方が分からないので推測ですが、新たな訳として"切断"が適用されたパッケージがそのうち提供されるのでしょうか。

ちなみに、肝心の言語ファイル自体はlanguage-pack-gnome-ja-baseパッケージで提供されていて、/usr/share/locale-langpack/ja/LC_MESSAGES/gtk20.moにあります。
ソースコード(gtk20.po)を確認したければ、
apt-get source language-pack-gnome-ja-base -d
でパッケージのソースコードをダウンロード出来ます。(-dオプションは--download-onlyで、ソースをDLしたあとコンパイルを行わないようにしています。)

ほかのアプリケーションでも、一部だけが訳されていたりすることがあったのですが、これでその謎も解けました。gtkのようなGUIツールを使って作られているアプリケーションで、GUIツールライブラリの機能をそのまま使っているような場合は、GUIツールの言語ファイルが適用されるんでしょう。
たとえば、GNOME MPlayerはウィンドウメニューの「開く」「終了」「設定」「情報」など、どのアプリケーションでもあるような(=GUIツールキットに標準で入っている)機能のところだけ日本語化されています。(ところで、GNOME MPlayerの言語パックはあるのかしら)

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